今日、明日と初めて日本フィルにお邪魔しています。
そういえば、僕が初めて生で聴いたオーケストラは日本フィルの仙台公演でした。当時僕はトロンボーンを小学校の金管バンドで吹いていて、たまたまラジオで聴いた、工藤重典氏のフルートに憧れて、個人的にフルートを吹いていた頃でした。
その日本フィルで聴いたのは、今は亡き熊田氏が演奏するモーツァルトのオーボエ協奏曲でした。氏は僕が進学した仙台一高のライバル校、仙台二高の出身で当時日本フィルの首席奏者だったと記憶しています。当時なにも知らない僕は「工藤さんがラジオで演奏していた曲と一緒だけど、なんか違う!!」と印象深かったので、鮮明に覚えています。その時、まさか僕が将来オーボエに出会うとは思っていませんでした。未だに克服できないモーツァルトのオーボエ協奏曲が僕の人生で初めて生で聴いたコンサートのプログラムだったというのも今思えば運命なのかと思います。
今日、日本フィルの練習にそんな事を思い出しながら向かっていました。
その後中学校ではチューバを吹いていたのですが、ドイツのバッハアカデミー(だったような)の公開ゲネプロに仙台市内の中学校の吹奏楽部員を招待するという「音教(?)」があり聴きにいった記憶があります。当然ながらチューバが無いので、「なんだー」と思っていましたが、今にして思えば、もしかしたら、ヴィンシャーマン、パッシン、ゴリツキ、シュマルフス、とか有名なオーボエ奏者が吹いていたのか!?なんて勝手に思い出しました。
ところで僕自身12月に東京シティフィルにお邪魔する予定ですが、日本フィルにお邪魔し、これで在京オーケストラ全てに客演させて頂ける事になります。今日は初めて伺うにも関わらず出番が少ないので、挨拶すら、ろくにできませんでした。。。。。どこにお邪魔しても緊張の連続ですか、とにかく演奏の結果が全てだなーと思いました。