今日は渋谷のNHK101スタジオにて「オールザットオーケストラ」という番組の収録。素晴らしい舞台セットの中、演奏してきました。
とはいってもスタジオなので全く響かず最初のうちは意気消沈。「ペールギュントの朝」のソロ等なかなか良い雰囲気が出せず一苦労。esp.だけど、p。朝の風景。フルートとの掛け合い。余韻を残す雰囲気のヴィブラートをかけても、なかなか音が「泳いで」くれない。止まる。うう。なんとか吹いてきましたが、どう聴こえているか。そんな中、「朝」の後半に出てくるクラリネットのソロが凄まじく素晴らしかった。一瞬にして風景が浮かんでくるようなニュアンス、音。八分音符一個で「もう参りました」の世界。「もうそこしかない!!!!」っていうドンピシャのタイミングで音楽が生み出される。生方さん、俺は鳥肌がたってましたよ。m(_ _)m
とにかく今日は舞台上が乾燥してリードが潰れてしまうので、合間合間にリードを水浸しにしたり、替えたり、息の入れ方を変えたりしながら色々試していました。そして始まって4時間位でようやく響きのある音がするようになって来ました。おせーーーーーーー。
がしかし、試しに最初に使っていたリードに戻してみたら、意外と響くようになっていました。体や耳が馴染んできたのか、息の流れが良くなったのか、単なる思い込みか。
どちらにしても長い時間楽器を吹いていると良い事には間違いないので、普段の練習方法を考え直す良いきっかけになりました。
収録後、友人のNHKのアナウンサーと局内の食堂で軽くお茶。違う世界で活躍している人との会話は新鮮でした。
帰宅後リードを修正。「リード改良化計画」を立ち上げ(!?)色々試しているところです。シェーパーをかえてみた効果を分析中。どうなる事やら。。。。。。